灰野敬二の世界」





『JAZZ ART せんがわ 2021』②



唯一無二の世界観で、独自の境地に達した灰野敬二は、国際的にも認めらる存在になった。その音楽知識、愛情、眼差しは深く、やさしい。 今回は、三部構成でソロを中心に構成してもらった。必見!! 2021年9月16日(木)18:30-19ː50(18:00開場予定) 出演:灰野敬二 1部 ヴォイスソロ 2部 ?ソロ 3部 パーカッションと雅楽のコラボレーション 共演は雅楽の精鋭たち。 雅楽section:石川高(笙)、中村かほる(楽琵琶) 中村仁美(篳篥) 中村香奈子(龍笛) ※座席は自由席、当日先着順です。





灰野 敬二 Keiji Haino 1952年5月3日千葉県生まれ。アントナン・アルトーに触発され演劇を志すが、ザ・ドアーズに遭遇し音楽に転向。ブラインド・レモン・ジェファーソンをはじめとする初期ブルースのほか、ヨーロッパ中世音楽から内外の歌謡曲まで幅広い音楽を検証し吸収。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。1983年から87年にかけて療養のため活動休止。1988年に復帰して以来、ソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリン、静寂、なぞらない、The Hardy Rocksなどのグループ、experimental mixture名義でのDJ、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。200点を超える音源を発表し、確認されただけでも1,800回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。 【写真=船木和倖】 http://www.fushitsusha.com/ 〈雅楽section〉


石川 高 Ko Ishikawa(笙) 1990年より笙の演奏をはじめ、世界中の音楽祭に出演。雅楽団体「伶楽舎」に所属し、古典、現代作品を演奏してきた。独奏者としても、様々な芸術家と共に活動している。 和光大学、学習院大学、沖縄県立芸術大学にて講義を行い、朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」講座を担当。 2021年には、イタリアのトポロを拠点に開催された ToBeContinued Festivalに参加している。


中村 香奈子 Kanako Nakamura(龍笛) 雅楽、正倉院復元楽器排簫、横笛の演奏家として国内外の様々な場にて活動中。「香風舎雅楽之会」主宰、女性三人の奏者による「雅楽三昧中村さんち」、雅楽のみやびを遊ぶ「花舞鳥歌風遊月響雅楽団」を共同主宰。「雅楽」を主軸に、場との響き合い「かむながらの笛(即興演奏)」をライフワークとする。 「万葉に遊ぶ むすびひめ」日本伝統文化振興財団、秋庭歌一具/武満徹・伶楽舎ほか参加CD多数。【写真=Itj】 https://www.kofusha.jp/


中村 仁美 Hitomi Nakamura(篳篥) 東京芸術大学在学中より雅楽を学ぶ。古典はもとより現代作品演奏、様々なジャンルの演奏家との共演など、国内、海外にて篳篥を中心とした演奏活動を続けている。リサイタルなどで篳篥ソロ・アンサンブル曲を多数委嘱初演し、CD「ひちりき萬華鏡」「胡笳の声」に収録。「雅楽三昧中村さんち」などのユニットでも活躍。2010年松尾芸能賞新人賞を受賞。伶楽舎メンバー。国立音楽大学非常勤講師。【写真=鈴木迅】 https://hitomi3.jp


中村 かほる Kahoru Nakamura(楽琵琶) 国立音楽大学在学中、世界最古の琵琶譜、天平琵琶譜「番假崇」(芝祐靖氏復曲)の演奏に出会い雅楽を学ぶ。龍笛を芝祐靖氏、楽琵琶・右舞を山田清彦氏に師事。雅楽奏者として琵琶・舞に携わる。雅楽古典及び現代作品、さらに音楽・文学研究者らと共に、廃絶された楽琵琶秘曲・独奏曲の復曲プロジェクトにも演奏者として携わっている。 https://kahorunakamura.b-sheet.jp