灰野 敬二 Keiji Haino
1952年5月3日千葉県生まれ。アントナン・アルトーに触発され演劇を志すが、ザ・ドアーズに遭遇し音楽に転向。ブラインド・レモン・ジェファーソンをはじめとする初期ブルースのほか、ヨーロッパ中世音楽から内外の歌謡曲まで幅広い音楽を検証し吸収。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。1983年から87年にかけて療養のため活動休止。1988年に復帰して以来、ソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリン、静寂、なぞらない、The Hardy Rocksなどのグループ、experimental mixture名義でのDJ、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。200点を超える音源を発表し、確認されただけでも1,800回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。 【写真=船木和倖】
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〈雅楽section〉
石川 高 Ko Ishikawa(笙)
1990年より笙の演奏をはじめ、世界中の音楽祭に出演。雅楽団体「伶楽舎」に所属し、古典、現代作品を演奏してきた。独奏者としても、様々な芸術家と共に活動している。 和光大学、学習院大学、沖縄県立芸術大学にて講義を行い、朝日カルチャーセンター新宿「古代歌謡」講座を担当。 2021年には、イタリアのトポロを拠点に開催された ToBeContinued Festivalに参加している。
中村 香奈子 Kanako Nakamura(龍笛)
雅楽、正倉院復元楽器排簫、横笛の演奏家として国内外の様々な場にて活動中。「香風舎雅楽之会」主宰、女性三人の奏者による「雅楽三昧中村さんち」、雅楽のみやびを遊ぶ「花舞鳥歌風遊月響雅楽団」を共同主宰。「雅楽」を主軸に、場との響き合い「かむながらの笛(即興演奏)」をライフワークとする。
「万葉に遊ぶ むすびひめ」日本伝統文化振興財団、秋庭歌一具/武満徹・伶楽舎ほか参加CD多数。【写真=Itj】
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中村 仁美 Hitomi Nakamura(篳篥)
東京芸術大学在学中より雅楽を学ぶ。古典はもとより現代作品演奏、様々なジャンルの演奏家との共演など、国内、海外にて篳篥を中心とした演奏活動を続けている。リサイタルなどで篳篥ソロ・アンサンブル曲を多数委嘱初演し、CD「ひちりき萬華鏡」「胡笳の声」に収録。「雅楽三昧中村さんち」などのユニットでも活躍。2010年松尾芸能賞新人賞を受賞。伶楽舎メンバー。国立音楽大学非常勤講師。【写真=鈴木迅】
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中村 かほる Kahoru Nakamura(楽琵琶)
国立音楽大学在学中、世界最古の琵琶譜、天平琵琶譜「番假崇」(芝祐靖氏復曲)の演奏に出会い雅楽を学ぶ。龍笛を芝祐靖氏、楽琵琶・右舞を山田清彦氏に師事。雅楽奏者として琵琶・舞に携わる。雅楽古典及び現代作品、さらに音楽・文学研究者らと共に、廃絶された楽琵琶秘曲・独奏曲の復曲プロジェクトにも演奏者として携わっている。
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